あ行
ここでは、あ行に関する債券・投資用語を説明しています。
イスラム債
イスラム債とは、スクークとも呼ばれる債券の一種です。イスラム法では「利子」をとることが禁止されているため、一般的な債券のお金を貸して利息(クーポン)を受け取るということができません。そのため、利子以外の形でイスラム法にのっとり収益を投資家に分配するスキームを構築した債券を「イスラム債(スクーク)」と呼びます。
イールドレシオ
イールドレシオとは、株価の割高・割安を判断する指標の一つです。長期金利(一般には10年長期国債の利回り)と株価水準を比較したものです。計算は長期金利を株式益利回りで除すことにより計算sるうことができます。イールドレシオが小さくなるほど、株価の割安感があるといえます。
イールドスプレッド
イールドスプレッドとは、債券金利(長期金利)を使い株価の割高・割安感を計測するための指標の一つです。一般的に長期金利は日本国債10年債利回りが採用されることが多く、イールドスプレッドは長期金利から1株あたりの利益を株価で除したものを引くことにより求められます。
MTNプログラム
MTNプログラム(エムティーエヌプログラム)とは、ミディアムタームノート(MTN)と呼ばれる債券を発行する際の発行規定のことを指します。MTNプログラムは債券の発行体が証券会社とMTN契約を交わすことで、MTN発行限度枠の範囲内で債券を随時発行できるようになっているプログラムのことを指します。
応募者利回り
応募者利回り(おうぼしゃりまわり)とは債券投資における利回り計算の一つです。新規に発行される債券を購入して、償還日(満期)まで保有し続けた場合に入ってくる利息の合計と償還差損益の合計値が、当初の元本に対して年率何%になるのかを計算するものとなります。
縁故債
縁故債(えんこさい)とは、債券の発行団体と縁故関係にある特定の者が引き受けている債券のことを指します。株式で言えば第三者割当増資のようなもの。地方自治体のほか、銀行・保険会社・共済組合などが発行しています。
一般担保付社債
一般担保付社債(いっぱんたんぽつきしゃさい)とは、債券の一種で債券の所有者に対して、万が一の際の弁済権が優先的に与えられ手いる債券のことをさします。通常の社債は無担保となっていますが、一般担保付社債の場合、会社が倒産した場合なども一定の保護が受けられる可能性があります。
アモチゼーション
アモチゼーションとは債券取得価格と償還時の損益を会計上按分する手法のことを指します。債券を額面価格よりも高い金額で取得した場合、債券の償還時には額面と取得価額との差額相当の損失が発生することになります。この損失を債券の保有期間で按分する方法がアモチゼーションと呼ばれます。
アキュムレーション
アキュムレーションとは、債券における償還差益の利益計算方法の一つです。債券は途中額面よりも安い金額で取得した場合、償還時に償還差益(額面と取得価額の差額)を受け取ることになります。その利益を債券の所有機関に按分することをアキュムレーションと呼びます。
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