債券の満期と利子
債券は満期に投資した元本の償還が行われます。また、通常の利付債の場合、一般に半年に一度のペースで決められた利息(クーポン)が支払われることになります。ここでは、債券における満期と利子(利息)の支払いについて分かりやすく説明していきます。
債券に投資したお金はいつ返ってくるの?
まず、債券はお金を貸すということです。
貸すということはいつかは返してもらうことになるわけです。
債券に投資をした場合には、あらかじめ定めている「満期」になった時点で投資した金額(正確には額面)が戻ってきます。
たとえば、満期が10年の債券であれば、10年後に投資したお金が戻ってくることになるわけです。
通常、債券は100円の額面で発行され、100円で償還される形となりますので、投資額がそのまま戻ってくることになります。
ただし、一部の債券では、額面よりも低い金額で発行されたり、高い金額で発行されるものもあります。また、発行時点ではなく、途中で買った場合も額面ではない金額で購入するケースもあります。
そのため、投資した金額が戻ってくるのではなく、正確には額面金額で戻ってくることになるわけです。額面以下の金額で買っていれば、投資した以上のお金が戻ってくることになり、額面以上の金額で買っていれば投資した金額よりも戻ってくるお金は少なくなります。
債券の利子(利息)の支払いはいつ?
債券の利子・利息は通常の債券では半年に1回行われます。
仮に利率が年2%という債券の場合、半年ごとに額面の1%が年2回支払われることになるわけです。なお、こちらの利子・利息の計算も「投資した金額ではなく、「額面」がベースとなりますのでご注意ください」
また、割引債や転換社債など一部の債券は利子を出さないタイプの債券もあります。
債券の満期までの年数と利率
一般的に債券は満期までの年数が長いものほど利率が高くなっています。
たとえば、満期が1年のものよりは2年のもの、それよりは10年のものといった具合です。そのため、長期の債券ほどリターンは高くなるわけです。
ところが「債券投資とリスク」でも書きましたが、債券と途中で解約はできず売却という形しかとれません。この売却時は安い価格で買いたたかれることが多いため、満期まで保有するというのを前提として投資するべきです。
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