国債とは
国債とは、その国の政府が発行する債券のことを指します。正式名称は「国庫債券」日本の場合は日本政府が発行する債券のことを指します。債券投資の中でも最も一般的な債券の部類に入り発行ボリュームも多くなっています。信用リスクは極めて低く、ローリスクで運用が可能な債券の一つです。
国債とは
国債とは、国が発行する債券のことを指します。そのため、債券の元本とその利息の支払いを国が補償している債券ということになります。日本の場合、国債は多くの種類が発行されています。日本国債は、日本円で発行される債券の中でも信用の高い(格付の高い)債券ですでので、他の企業が発行する社債などの利回り計算のベースともなる債券です。
・固定利付債
半年に1回クーポン(利息)が固定額支払われる債券です。満期が2年・5年・10年・20年・30年・40年の固定利付国債が挙げられます。中でも最も発行量が多いのが満期10年の固定利付債です。特に10年の長期国債は日本の長期金利として指標の一つとして用いられています。
・変動利付債
半年ごとに利息が支払われますが、支払われるクーポンはその時期の市場金利により変動します。市場金利から「スプレッド」を差し引くことで計算されます。
・物価連動債(物価連動国債)
物価連動債とは、物価変動に応じて債券の額面自体が変動する債券です。なお、購入できるのは機関投資家のみで、個人投資家は購入できません。平成16年より販売が開始されています。
・割引債
割引債とは、当初債券が発行される時点において額面よりも安い金額で債券が発行され、満期日には額面の満額で償還される債券です。満期までの間、利息(クーポン)の支払いはありません。
・個人向け国債
名前の通り購入の対象が個人に限定されている国債です。一般の債券にはない途中解約が可能などの特徴がある債券です。
国債を購入するには
国債は日本全国の銀行や証券会社、ゆうちょ銀行、一部の信託銀行などで購入が可能となっています。国債は現在ペーパレス化しており、証券会社や銀行で購入して、そこで証券を受け取ることができるというものではありません。
国債を購入した場合は、通常その購入した金融機関において「保護預かり」されるのが一般的です。保護預かりとは証券(国債)の保有を証券会社や銀行などが電子的な方法により管理するというものです。
国債を売却するには
国債は、購入後(投資後)満期までの間途中で解約することはできません(個人向け国債は除く)。そのため、満期前にどうしても現金化したい場合は二次市場(流通市場)を通じて売却する必要があります。
国債を売却する場合基本的に店頭取引(投資家と銀行・証券会社などの直接取引)となります。一般的には保護預かりをしている銀行や証券会社に買い取ってもらうことになると思いますが、国債の買取レートについてはそれぞれの銀行や証券会社が個別に手数料などをかけたレートで計算されますので、金融機関ごとに違っています。
一般的には、銀行よりも証券会社のほうがより投資家に有利なレートで買い取ってくれることが多いので、国債に投資をするのであれば証券会社を使うようにしておくと便利でしょう。
地方債
なお、国債に類似する債券として「地方債」というものがあります。これらは国が発行するのではなく、地方自治体が発行する債券となります。
ちなみに、この地方債と国債をまとめて「公債(こうさい)」と呼びます。
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