さ行
ここでは、さ行に関する債券・投資用語を説明しています。
債務不履行
債務不履行(さいむふりこう)とは、約束していた債務を債務者が全うしないこと。債権者側から見れば、得られる予定であった金利の支払いや元本の償還などが受けられないことを指します。デフォルトとも呼ばれます。
確定利付債
確定利付債(かくていりつきさい)とは、債券により支払われる利息の金額が固定されている債券のことを指します。一般的に特別な記述が無い限り債券は原則としてこの確定利付債となっています。投資家は満期まで毎回決まった金額のクーポン(利息)を受け取ることができます。
ゼロクーポン債
ゼロクーポン債とは、その名前の通りクーポンがゼロ、つまり利払いが行われない債券という意味です。割引債とも呼ばれます。利払いが無い代わりに債券が発行される際、額面金額よりも安い価格で購入することができるのが、特徴で満期時の償還差益を得ることができます。
政府保証債
政府保証債(せいふほしょうさい)とは、その名前の通り債券の償還や利払いを政府が保証している債券の事を指します。政府以外の第三者が発行する債券でも政府保証が付くことで政府保証債と呼ばれます。同時に、安全性も日本国国債と同程度の信用度となります。
政府短期証券
政府短期証券(せいふたんきしょうけん)とは、日本国政府が発行する債券の一種。満期までの期間が60日間とごく短期の債券で、発行の形式は割引債(ゼロクーポン債)となっています。国の一般会計や種々の特別会計の一時的な資金不足を補うための債券です。
ストリップス債
ストリップス債とは、利付債における元本部分と利札(クーポン)部分が分離されており、それぞれがゼロクーポン割引債として販売される債券のことを指します。一つの債券を元本とクーポンに分離してそれぞれを割引債にすることで二つの債券となります。
所有期間利回り
所有期間利回り(しょゆうきかんりまわり)とは、債券に投資をした投資家がその取得から売却までの期間におけるクーポン収入と債券の売却益(損)までを含めた損益を所有期間によって按分した債権投資における利回り計算方法の一つです。
償還差益(差損)
償還差益(差損)とは、債券の取得価額(購入した金額)と償還価格(債券の額面金額)に差がある場合に発生する利益または損失のことを指します。オーバーパー(額面以上の価格)で取得した場合は償還差損が生じ、アンダーパー(額面以下の価格)で取得していた場合は償還差益を得ることになります。
残存期間(残存年数)
残存期間(残存年数)とは、債券投資における償還(満期)までの期間のことを指します。例えば、満期が10年の債券で発行から3年が経過していた場合は、残存期間(残存年数)7年ということになります。一般的には年を単位とするので、残存年数と呼ばれることの方が多い。
サムライ債
サムライ債とは、債券を一般化した際の俗称の一つ。日本の非居住者(外国の機関)により、日本国内で発行された円建てで募集が行われる債券の事を指します。なお、サムライ債といっても、利払いや償還などの方法により順デュアル債、リバースデュアル債などの種類があります。
最終利回り
最終利回り(さいしゅうりまわり)とは、債券を購入した場合に期待できる利回りを債券の償還による差益(差損)まで加えて投資元本に対する収益を年率計算したものを指します。1年あたりのインカムゲインと、償還による差益(または差損)を残存期間で割り、それを購入価額(取得価額)で割ることで計算できます。
債券単価
債券単価(さいけんたんか)とは、流通市場(二次市場)における債券価格の示され方を指します。日本の場合は額面である100円に対して、現在の取引価格が何円か?で示されることが多くなっています。対して外国の場合は、パーセント表示で示されるのが一般的です。
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